効率的にダイエットするにはいわゆる体脂肪というのは「白色脂肪細胞」のことを指し、脂質の貯蔵庫として機能しているものです。全身にあり、特に下腹部、お尻、太もも、背 中、腕の上部、内臓の回りなどに多く存在しています。 食べた物の余分なカロリーが白色脂肪細胞に蓄積され、身体に必要なカロリーが不足すると、そこからエネルギー源として利用されます。 「カフェイン」の働き: カフェインには眠気覚まし効果があるといわれていますが、眠気の元となる「睡眠物質」に「アデノシン」という物質があります。このアデノシンの働きを、カフェインが低下させることによって眠気が覚めるのです。アデノシンが抑制されれば体の動きも機敏になり、ハードな肉体的作業もこなせるようになります。よって、長時間、もしくは高強度でのトレーニングが可能になるのです。 また、カフェインには脂肪分解酵素である「リパーゼ」を活性化させる働きがあります。このリパーゼは、体内に蓄積された脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し、脂肪酸を血液中に放出します。そして、それはエネルギーとして消費されます。つまり、脂肪が燃焼されるということなのです。 カフェインは体脂肪から脂肪酸の放出をうながして燃焼を促進するので体脂肪を減少させる効果があるのです。 身体を動かす前に1杯飲むと白色細胞が分解されます。 「シネフリン」の働き: これはビターオレンジ(ダイダイ)や青ミカンなどの柑橘系果物に含まれる成分で、体脂肪が燃える働きを促進してくれるのです。 白色脂肪細胞について 成人の体を構成するおよそ60兆の細胞のうち、250~300億個(肥満体の人の場合は400億~600億)ほどが白色脂肪細胞であると言われています。 白色脂肪細胞は数が増える時期が決まっており、胎児の時期、生後1年あまりの時期、思春期の3期間。 しかしそれ以外にも、過度の肥満状態になると、その数を増やしてしまうのです。しかも、増えることはあっても減ることはありません。 その上、蓄積する脂肪の量次第で1つの細胞を3~4倍に膨張させることもできると言われています。脂肪がエネルギーとして利用(=燃焼)されれば、縮小します。それが、「やせる」という現象です。 脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」とは? 体内には、白色脂肪細胞に溜め込まれた脂肪を燃やしてくれる細胞もまた存在します。それは「褐色脂肪細胞」。 生まれたときには100gほどあったものが、大人になると40g程度に減ってしまい、残念ながら、増えることはありません。 白色脂肪細胞が全身にあるのに対して、褐色脂肪細胞は首の周り、脇の下、肩甲骨の周り、腎臓など存在場所は限定され、体内のエネルギーを熱に変え体温を保つ働きがあります。 この褐色脂肪細胞がきちんと働いていると、脂肪が燃焼されやすくなり、やせやすい体になるのです。 褐色脂肪細胞(この細胞の中に存在する蛋白質UPC1)を活性化させるポイントは 1、肩甲骨周辺を動かすこと! 最も効果的とされている方法は水泳です。 体温より低い温度の水中で体温を保つために、身体は熱を生み出す必要がありますから、燃焼効果が期待できるでしょう。今の季節は褐色脂肪細胞を活性化させるのに最適です。暖房の無い部屋で30分ほどでも効果があります。(14度以下の部屋) この周辺に刺激を与え、柔軟性を持たせ可動域を広くすると、褐色脂肪細胞が活発に働きだします。肩甲骨周辺を動かすことは、肩こりにも有効です。 2、手には寒いと感じる冷点がたくさん存在しますが、冷たいものを触ることで、褐色脂肪細胞のスイッチがONになります。手を冷たい水、温かい水と交互にあてるのでもよいようです。 3、お風呂に入った時に40度程度のお湯でシャワーをうなじ、肩甲骨の間、わきの下に1分かけます。 その後20度程度のシャワーを30秒あてて、これを2~3回繰り返します。 褐色脂肪細胞は、体温維持の役目が大きいので、体が冷えると活動を始めます。 ですから、お風呂に入ったついでに、シャワーで冷たい刺激、温かい刺激をを交互に繰り返すと確実に活性化されます。 4、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞にするために良い食材は、海藻類。 海藻に含まれるフコキサンチン摂取により脂肪燃焼のたんぱく質UCP1が増えるのです。特におすすめなのは、ワカメです。フコキサンチンを効果的に摂るためには、酢の物のようにわかめを加熱しないで食べるのがよいとされます。 ジャンル別一覧
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